男性保育士の育児日記

男性保育士による職場での出来事や、育児に関する事を書いた日記です。1年近く育児休暇を取った時の記録もあります。イラストは妻が描いています。

さよなら哺乳瓶

もうすぐ節分ですね。

 

保育園で読む紙芝居や絵本でも、節分にちなんだ内容の物を多く読む季節となっていました。

節分の日がいつなのかは子どもにも伝えているので、鬼が来ることへの反応は子どもそれぞれです。

 

「こわいなぁ…」って子や

「おれはぜんぜんこわくないし!ばーんってやっつけるし!」と勇ましい子もいれば

「おにさんにもやさしくするよ」なんて子もいます。

 

一方で「子どもが怖がっているので節分の日はお休みさせます。」なんて保護者もいます。

園側としては不必要に怖がらなくて済むような工夫や、そもそも行事の由来や意図などを伝えてはいるのですが…。正直、残念な気持ちになります。

 

うちの家庭としてはしっかりやっていきたいと思っています。

昨年はまだ生後2ヶ月だったので何もしませんでしたが、今年は初節分をしてみたいです。

自分は仕事なので妻任せになってしまいますが…。

 

 

さて、話は変わりまして、現在生後1歳2ヶ月の娘ちゃんですが、産まれてきてからずっとお世話になっていた哺乳瓶との別れが到来しています。

 

そもそも生後5ヶ月くらいから離乳食を始めた時点で、ミルクをあげるのは夜眠る前に、風呂上がりの水分補給も兼ねた一回のみになっていました。

 

そんな状態が8ヶ月ほど続いていましたが、生後10ヶ月頃からは、栄養的な必要性というよりは夜寝の寝かしつけルーティンであげていたように思います。

 

小さい頃からの習慣と、夜寝の前にたっぷり200ml飲むことで、すんなり入眠&夜間に空腹で起きることを防止している感じでした。

 

 

しかし先月くらいから、夜哺乳瓶でミルクを飲んだ後、すんなり寝付かなくなってきました。

 

ミルク飲んだ後もキャッキャと元気に暗闇を徘徊し…力尽きるまでに1時間弱かかることが多くなっていたのでした。

 

そうなると、哺乳瓶でのミルクあげがこれまで持っていた「入眠をスムーズにする効果」がほぼ無くなっているように感じたので、いつかやらなきゃな〜と思っていた哺乳瓶の卒業に踏み切ってみることにしました。

 

 

とは言っても、風呂上がりの水分補給自体は必要なので、まずはいつもの時間に哺乳瓶ではなくコップでミルクをあげてみることに。

 

 

これは完全に失敗しました。

やはり習慣の力は強く、娘ちゃんの中で「ミルクは哺乳瓶から飲むもの!」という意識が強かったようです。一口飲んですぐに拒否し始めました。

 

仕方がないのでその日は麦茶と母乳で乗り切りました。

 

 

次の日はストローマグにミルクを入れてみました。

なんというかコップ飲みよりも、チュウチュウ吸啜するのに近い感覚の方が飲むかな〜って思ったので。

 

こちらは半分成功!といった感じでした。

コップよりは飲むけど全部は飲まずに途中で嫌がってしまいました。

 

 

そして3日目。

お風呂上がりだし、美味しさ・飲みやすさ重視で行ってみようと思い、いつもより冷ためにしてストローマグであげてみました。

 

これで成功しました!しっかり完飲!

身体のためには体温くらいが良いのでしょうが、飲んでくれること優先です。

あとは3日目で娘ちゃんも慣れてきたってことも要因だったかなと思います。

 

 

これで哺乳瓶はお役御免となりました。

乳首サイズはLLまでしか試せてないのが実験欲的には少し残念ではありますが、

寝る直前の哺乳瓶ミルクは歯並びと虫歯へのリスクも少しあったので、卒業出来たことを喜びたいと思います。

 

これで外泊を伴う外出の時の荷物が一個減りました。

良い事だ〜。

 

とは思うのですが…

 

 

同時に、なんか寂しい。

 

 

成長を喜びたい気持ちと

 

いつまでもカワイイ赤ちゃんでいて欲しいという気持ちでしょうか。

 

 

う〜〜む。

 

 

こういった感情の積み重ねが、自分を親にしていってくれるのかな、なんて思いました。

 

親の方が離れ難く感じているかも

 

一緒に同じ物を食す

年長児と多く関わっていると、今何が子どもたちの間で流行っているかよく分かります。

今はポケモンSPY×FAMILYですね。

 

ポケモンはゲームをする子が大抵大好きで最早ゲームの入門書って感じ。

上に兄弟がいる子が影響を受けて特に好きな傾向がありますね。

ウルトラマン仮面ライダーってもう最早3歳から4歳の男児というピンポイントな期間と層にしかウケていないように感じます。アンパンマンやトーマスを好んでいた0〜2歳の次で、テレビゲームを覚えるまでの繋ぎって感じ。

ゲームを覚えた子どもは情熱がそこに注ぎ込まれますね。

 

SPY×FAMILYは女児に人気があります。

アーニャにシンパシーがあるのでしょうか。ロイドやヨルさんの真似ではなくアーニャごっこをしている子が多いです。

口調を真似したり頭に付いているトレードマークの飾りを折り紙で作って髪に付けたりして真似ています。

鬼滅が流行った時は禰豆子の真似で口に丸めた折り紙を貼り付ける子が多かったので…まぁそれよりは問題なさそうで助かります。

 

 

今日は妻と娘と3人で家族揃って回転寿司屋に行きました。

これまでも回転寿司には何度か家族で行っていましたが、今日は少し特別。

何故かというと、今日は娘ちゃんも一緒にお寿司を食べてみようという日にしたからです。

 

今まで娘ちゃん連れで外食したことは何度もありますが、大抵の場合、家で娘ちゃんの離乳食は済ませてから外食、もしくは、持ち運べるタイプの離乳食をあげていたので、

一緒には過ごしていても別々の物を食べていました。

 

しかし離乳食も随分進み、色々な食材の経験を積んできた娘ちゃん。

歯も上に4本下に2本と順調に生え揃ってきているので、ある程度の形のある物も食べられるようになっています。

 

そこで!回転寿司なら、娘ちゃんでも食べられそうなメニューがあるということで

一緒に食べてみることにしたのでした。

 

 

行ったのは大手チェーンの回転寿司。

ボックス席があるので荷物も置けるし座りやすくて助かりますね。

念のため混雑を避けて早目の時間に行きました。

 

席について子ども用食器と椅子を貰って、3人一緒にいただきまーす!

 

娘ちゃんには

・茶碗蒸し

・うどん

・納豆巻き

かっぱ巻き

・大学芋

をあげました。

 

茶碗蒸しは卵液の部分を少し

うどんはお湯で汁を薄め、持参したハサミでうどんを切って与え、

納豆巻きとかっぱ巻きはそれぞれハサミで小さく切って与えました。

 

どれも初めはおそるおそる口に入れていましたが、一度食べると美味しかったようで以降はモリモリ食べてくれました!

 

大学芋はデザートにと思い、これまたハサミで切って与えましたが、もう満腹だったのかほんの一欠片食べて終了でした。

 

 

娘ちゃんに食べさせながらの食事だったので、夫婦2人で食べる時よりも時間はかなりかかってしまいましたが、その分ゆっくり食べる事で我々夫婦の食べ過ぎ防止にも一役買ったように思います。

なにより家族で同じ物食べるってことが嬉しかったです!

かっぱ巻きって意外と美味しい…という発見もありました。

 

発達途上の味覚に、味の濃いものへ慣れさせてしまうのは注意が必要ですが、

たまのこんな時間はあっても良いなと思いました。

 

家族みんなでまた一つ経験値を得てレベルアップ!

そんな日曜日でした。

 

美味しそうで良かった

 

 

 

そろそろいいか、という気持ち

東京ドームで開催されている「ふるさと祭り」に行ってきました。

 

このイベント、コロナでここ数年不開催でした。

初めて行ったのがコロナ禍になる前の年で、すごく楽しかったのでこれからも行くぞ!って思った翌年からコロナで不開催になり、ガックリしていたところ、

久しぶりの開催を昨日知って、速攻で行ってきました。

 

平日という事もあり、空いていてあまり並ばずに美味しい物が食べられて楽しかったです。

会場もコロナ前のような活気に溢れていて良い空間でした。

 

しかしウチにとっては以前とは大きく違う点が1つ。

そう、以前は夫婦だけでしたが、今年は娘ちゃんがいます。

 

1歳2ヶ月の娘ちゃんを連れてのふるさと祭りは、

・行動に気を使う(人混みの中ですし)

・食事はしづらい(基本的に抱っこしているので)

という点で大変でした。

でもその代わりに、

・ゆっくり過ごせた(テキパキ動けないので必然的にゆっくりペースに)

・食べ過ぎなかった(食べ辛いから厳選して食べたい物を食べたから)

なんていう良い点もありました。

 

娘ちゃんにとってはずっと抱っこされて、なんだかよく分からない祭囃子が聞こえる人混みの中に連れてこられたな〜って感じでしょうが、我ら夫婦にとっては家族揃ってイベントに参加出来たというのがなんだか嬉しかったです。

 

あともう一つ変化がありました。

 

食べ歩きをしていると、どうしても興味を持つ娘ちゃん。

 

私が抱っこをしているのですが、持っている食材や飲み物、妻とシェアして食べている物にとっても興味津々です。

 

妻がシェアするために私に食べさせてくれる時に、自分が貰えると思ってか、あーんと口を開けていた娘ちゃん。

 

今まで娘ちゃんの口に入るものは色々気を遣ってきました。

まず虫歯菌がうつらないように、大人が口にした物は触らせない。

大人が食べるような味の濃い物、刺激の強い物は与えない。

着色料や添加物の多い物は与えない。

同じ麦茶でも、大人は水出し麦茶で、娘ちゃんはしっかり沸騰させて作った麦茶を別に用意するなど、結構気遣ってきました。

 

でも、なんだかそろそろ良いかなって気持ちが出てきました。

 

最近は少しくらい大人が口を付けた食具でも使ったり、

大人が食べていて興味を持った食材を分けて与えたりしていました。

 

クリスマスで生クリームデビューし、お正月であんこデビューもし、甘い物も少しづつ解禁していっています。

 

今回のふるさと祭り中も、大人が飲んでいたレモンスカッシュに興味を持っていたので(おそらくはストローが付いていたので飲み物と認識した)かなり酸っぱい物でしたがストローを咥えさせたり、ジェラートやソフトクリームを少しだけ分けたりしました。

 

なので今日でアイス系と炭酸までデビューさせてしまいました。

もちろん計画性などなく、もしも昨日の自分に「与えてもいいか?」って聞いたら、確実に「まだ早いでしょ。」と答えることでしょう。

 

でも本当に何故か解りませんが、

自分の中で「別に毒では無いし、少しなら良いよね」

という気持ちが急に生まれてきたのです。

 

娘ちゃんの興味を止めたくなかったのか。

経験を積ませてあげたかったのか。

美味しい物を共有したかったのか。

 

なんででしょうね。

 

別に今後、積極的に嗜好品や味付けの濃い物を与えてもOK!

と、する気はさらさらありませんが、

「絶対に与えちゃダメ!」な物はもうなくなっていくのでしょうね。

 

ちなみにレモンスカッシュのリアクションは「すっぱ!」って感じの顔をしたそうで(抱っこしていたので妻よりの報告)、

アイスはノーリアクションでした。

 

いつか目を輝かせて「美味しい!」っていうリアクションをしてくれる時が来ると良いな。

 

食べたがってるし…いいかぁ…って感じ