男性保育士の育児日記

男性保育士による職場での出来事や、育児に関する事を書いた日記です。1年近く育児休暇を取った時の記録もあります。イラストは妻が描いています。

役得

今日は近所の公園にお散歩へ行きました。

もうすっかり桜は満開!たくさんの人が花見をしながら歩いていました。

昨年とかはチラホラ宴会している人を見た気がしますが、今日は一組だけお弁当を広げている人を見たくらいでした。早くおおっぴらに花見酒できるようになりますように…。

満開の桜をバックに妻と娘の写真を撮ったのですが、今日はずっと曇天でうまく映えなかったのが残念でした…青空とピンクの桜、撮りたかったなー。

 

 

昨日、保育園から連絡があり、送りものがあるとのこと。

受け取り中を見てみると、今年度持ったクラスの保護者からの寄せ書きが入っていました!

 

寄せ書きには、子どもの写真付きで全家庭からのメッセージが書かれていました。

年度途中で育休に入り,抜けてしまった私ですが、「一年間ありがとうございました」「子どもは先生の事が大好きです」「復帰を待っています」「育児頑張ってください」 などなど…。

本当にありがたいお言葉をたくさんいただいてしまいました!

 

こういった事をしていただく度に思います。

先生という仕事は、本当にありがたい体験がさせてもらえる物であるなぁと。

 

一番多く体感するのが卒園するクラスを持った時です。

先生に対する感謝を伝えようという謝恩会というイベントがあります。

 

コレ、私の育った地域ではない風習だったので、保育士になってから存在を初めて知りました。

なので知った時はとても驚きました。

 

私は保育士になる前は、営業職をしていました。

売上を伸ばすべく働く日々。気づいたら一年が経ち、季節感なんてものはクールビズに変わる時くらいしか感じない生活をしていました。

3月にノルマ達成状況報告があり、4月に新たなノルマが課されるのですよね。

年度末に考えることは請求書の日付くらいのものでした。

 

でも、先生という仕事は年度で大きく区切られます。

4月に始まり、3月に終わる。

年長組以外は、持ち上がる場合もあれば、他クラスへ異動となる場合もあります。

なので、区切りのこの時期には、こういった感謝を伝えていただける機会がある場合もあるのです。

 

でもこれって、本当に凄いことだと思います。

 

勿論自分のみる子ども達には全力で接して成長を見守ります。大変ですし、苦労も多いです。

でも、そんなこと、仕事なら当たり前ではないでしょうか?

 

私もボランティアでやっているわけではありません。しっかり対価を頂いています。

対価があるからこそ、嫌な仕事もしますし、嫌いな人間とも付き合います。

仕事ですからね。

 

でも、そんな社会人として当たり前に、自分の食い扶持を稼ぐ為に働いているだけなのに、

こんな風に寄せ書きを貰ったり、花束を貰ったりする機会があります。

 

普通に会社人をしていたら、花束を貰うなんてのは、定年退職を迎える時くらいなのではないでしょうか。

 

楽な仕事とは決して思いません。ですが、こういった役得があるのは先生冥利に尽きると思います。

 

すごーく嬉しいです!

 

でも、実は同時に、ちょっとプレッシャーを感じもしました…。

良い評価を頂くのはありがたいことなのですが、良い評価を守らなければならない、失望されないようにしなくては…!ともかんがえてしまうのですよね。メンタル弱々人間なもので…。

 

そんな嬉しいとビビりの狭間な気持ち…とりあえずビールで流し込もうかな!

 

寄せ書き、アップして自慢したいところですが、個人情報満載なので自重します。

 

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妻には自慢します