男性保育士の育児日記

男性保育士による職場での出来事や、育児に関する事を書いた日記です。1年近く育児休暇を取った時の記録もあります。イラストは妻が描いています。

保育園見学2

昨日は残暑って感じの暑さでしたね〜。

そんな暑い中、午前中、家族で保育園の見学に行ってきました。

 

2回目となる保育園見学。

昨日はHITOWAキッズライフ株式会社という会社が運営している保育園を見学してきました。

 

見学しようと思った理由は、近所にある保育園の中では、広めの園庭がある保育園だったからです。

東京の保育園は園庭がない、もしくはあっても猫の額程度って所が多いですね〜。

自園も園庭があるにはありますが、小さいです。

 

保育園設立に企業が参入出来るようになり、それに伴い法律が変わり、

「自園に園庭を持たなくても、近所に公園があればOK」となったので、ここ10数年で作られた保育園にはほとんど園庭がなく、利用者のアクセス重視で作られていることが多いです。

 

そういった理由があってか、都心部だと、幼稚園の方が物理的には良い環境を持っているところが多くあるなぁと感じました。

地方では保育園も幼稚園もあんまり差がないですね。

 

近所の保育園の多くがそんな環境なのですが、昨日見に行った所はまぁまぁな園庭があったので見学してみることにしました。

 

着くと、自分達の他にも見学者が数組いました。

 

始めは園長先生による園の説明。

 

これが長かった…暑い中、廊下で立ちっぱなしで50分間ずっと話を聞きっぱなし…。

私が娘ちゃんを抱っこしていたのですが、腰が痛くなりました。

 

その後、園内見学へ。

0歳〜年長児までクラスのある保育園でしたが、そこまで人数が多いわけでは無かったので園内見学は20分くらいでした。その後質疑応答を少しして、全部で1時間半かかりました。

 

妻と一緒に見学出来たので、妻に感想を聞いてみると、設備がキレイで、園長先生の人当たりも良かったので、ここに入れてもいいかな、という評価でした。

 

しかし私的には…う〜〜ん、中の下ですかね。

 

施設は新しく、働いている職員は若めでした。若い人が多く、年配の方がチラホラ。中間層が居ない感じでしたね。

職員配置はかなりギリギリな様子。3歳以上クラスには定員に空きがある状態でしたが、配置的におそらく職員は有休など取れないだろうなという感じ。満定員になったらどうするんだろ。

 

子どもが勝手に部屋を飛び出して行っても、迎えに行ける人員がおらず、放置状態。

園長先生は「自由に出入り出来るようにしているんです〜」とは言っていたが、安全性に疑問あり。

 

一番ウッ!と思ったのが、「子どもの意思第一、子どもに選択させる」と言うお題目で色々しているのは好印象だったのですが、どうも話を聞いてみると、そういうお題目にしておいて、本当は職員の手が回らないから、簡略化する為にやっている。と感じたところでした。

 

大人の都合優先。

少ない人員で運営していくための工夫なのは理解出来ますが、自分の娘を預けたいとは思い難かったですね…。

 

物理的な環境は良い物があるのに…勿体無いなぁと思いました。

 

 

初めて妻と見学に行けたので、互いに思った事を共有できたのは大きかったです。

他にも園見学は申し込んでいますが、保護者一名まで、と言われているところが多いのです。私の見て欲しいポイントを伝えられたので、今後は妻にもお任せしていきたいと思っています。

 

どんなに見学したところで、自由に入る場所を決められるわけでは無いですが、一保育士としては他園を見れるのはとても勉強になりました。

 

仕事を思い出すので気持ちが落ち込みますが…。

がんばろう。

 

でもなるべく悟られないように…してましたよ?