男性保育士の育児日記

男性保育士による職場での出来事や、育児に関する事を書いた日記です。1年近く育児休暇を取った時の記録もあります。イラストは妻が描いています。

復職への一歩

昨日から自分的に10月スタート!…という気持ちだったので、来月に控えた育休からの復職に向けて動き始めることにしました。

 

ネットで調べた感じだと、復職届などを会社に出す必要があるとか…?

自分の会社だとどうかは分からなかったので、人事に連絡をいれてみました。

 

すると、うちの場合は、事前に出していた予定通り育休を終えるのであれば、復職前に準備する書類は特に無いとの事。

基本的には現場と話し合ってねって感じでした。

ただ、予定していた育休期間より早目に復職する場合は、変更届というのを出さないといけないそうです。

 

育休期間は原則、「子が一歳になる前日まで」です。

最長は2年間、企業によっては独自に3年間認めている所もあるようです(その場合、3年目は無給もしくは会社負担の給付金があるのでしょうね)。

 

なので私は娘ちゃんの誕生日である11月10日の前日、9日までが育休期間です。

 

でもなんとなく職場に言ったら、「キリ良く11月1日から来れない?」とか聞かれそうだな…なんて想像していました。

 

事務的なことは確認が取れたので、次は実務的な確認を取る為に、自園に連絡することに。

 

 

これが最も気が重かったです。

 

 

何ヶ月も前から、復帰に向けての調整を現場とすることを想像するだけで、気が重くなるレベルでした。

 

育休中ってある意味、社会から隔絶された世界にいるような感覚になります。

平和な世界線…まぁ実際は育児という仕事に追われていますから、楽で無い事は思い知りましたが、それでも仕事から離れられているという点は間違いありません。

 

そんな世界から、また鉄火場である現場に連絡入れるのって、すごく気が重いんですよね。

 

自分が現場にいる時は、育休中の先生に「いつでも遊びに来て下さい!」と本心で言っていましたが、いざ自分が育休中になると、凄く現場へ気をつかってしまい、行けなかったですね。

関わりのあった年長児が卒園するギリギリのタイミングで一回行ったきりでした。

コロナも理由ではありましたけどね、それ以上に、悪い噂ばかり入ってくる現場に、育休の自分が行く事は出来ませんでした。

 

そんな訳で、めちゃくちゃ気が重いながらも、気力を振り絞って園に連絡を入れました。

心臓がバクバクいっていました。

 

確認しないといけなかったのは、復職前に復職へ向けての打合せに行く必要があるか?という事です。

 

保育園は基本的にクラス担任制なので、自分がどのクラスに入って仕事をするのか事前に知っておかないとなりませんし、それに伴う人事移動があるなら、引継ぎ業務もあるだろうなと思っていたからです。

 

年度始め(4月)にクラス担任発表はされていますので、一般的に年度途中で入る先生は、(時期にもよりますが)クラスに属さないフリー保育士として入り、年度の残りを過ごすことが多いです。

 

ですが…保育士不足の昨今、そうも言ってられない事も多く、年度始め頃に聞いた話では、昨年度持っていたクラスに途中から担任交代で入れられるという事でした。

 

年度途中で担任の先生が変わるなんて、子どもから見ても保護者から見ても、もちろん働く職員から見ても嫌です。でも、人員不足が全てを変えてしまうんですよね…。

 

そんな話を聞いていた事もあって、連絡前に予想されていたのは「キツい状況の中に、可能な限り早く戻れ」と言われるであろう事でした。

 

そんな不安の中、思い切って現場に連絡を入れてみると、帰ってきたのは意外な答えでした。

 

色々言われたものの、まとめると「現時点でどのポジションに戻すか確定していないから、また連絡する。育休期間は予定通りで大丈夫だと思う。」と言う事でした。

 

あれー?

もっとドギツイ内容で来ると思ってたからホッとしたような、拍子抜けでした。

 

まぁ現時点で決まっていないというのはヤバい事の前兆ではある訳ですが、変な話、年度途中担任交代という事態に比べれば、他の大抵のことは受け入れられるものです。

 

詳しい事情としては、クラス担任以外に私に任せたい仕事があるからフリーで入れたいけど、周りとの調整がまだできていないから待ってくれって事でした。

その任せたい仕事ってのがヤバい内容ではあるみたいですが…フリーで入れるなら何でも良いよ…って気持ちです。

 

あと、育休期間が予定通り取れそうというのは嬉しかったですね。

そりゃ1日でも長く娘ちゃんと居たいですからね。

 

そんな感じで復職への第一歩を果たしました。

少しホッとした気分です。

まぁまだ何も確定はしていないんですけどね。私がいた時より現場の環境は悪くなっているようですし。

 

それでも願わくば、少しでも穏やかな復職環境が待っていますように…。