男性保育士の育児日記

男性保育士による職場での出来事や、育児に関する事を書いた日記です。1年近く育児休暇を取った時の記録もあります。イラストは妻が描いています。

世界の子育て

昨日は寒かったですね〜。節電もしないとと言うことで暖房をつけずに過ごしていたので19時には布団に入って寝てしまいました…。毎日ブログ更新記録が途絶えてしまった…残念。

昨日は1日籠りはつまらなかったようで、グズグズの多かった娘ちゃん。その疲れのせいか、19時前には就寝して、今朝までで12時間睡眠を達成していました!

 

昨日私はほとんど一日中娘ちゃんと一体化しつつ、読書をしていました。

 

「こんなにちがう!世界の子育て」という本です。

 

書かれている内容は

 

1、アルゼンチンの子どもは大人と一緒に夜更かしをする

2、フランスでは大人と同じ物を子どもも食べる

3、ケニアではベビーカーは使わない

4、中国では生後6か月からトイレトレーニングをする

5、アフリカ・アカ族のお父さんは世界最高のお父さん

6、レバノンアメリカ人は何をする時も親族全員で

7、チベットは妊婦の心を大切にする

8、日本人は子どものケンカを止めない

9、ポリネシアの親は子どもと遊ばない

10、メキシコ・マヤ族の親は子どもに仕事を与える

11、アジア人ならではの学業成績優秀の理由

 

保育士をしていると様々な育児論に触れます。

 

それは学術的根拠のあるものから、スピリチュアルなものまで多岐に渡ります。

ご家庭それぞれの理論を展開されて育児をしているのですよね。

 

我々保育士は、児童憲章や保育所保育指針など、子どもの人権に関わる世界的なものや厚生労働省が定めているものなどを原則に、それに加えそれぞれの保育園での理念を元に保育をしています。

 

多種多様な育児論に触れているとよく結論として到達するのは

「子育てに正解はない」

という言葉です。

 

私は正確には「子育てに公式はない」だと思っています。

コレをすれば確実にこうなる!というものは無いよ。って意味ですね。

 

でもやっぱり経験だったり、勉強だったりをしているうちに、自然と自分の考えが凝り固まっていくのを感じています。

 

なのでこの本は面白かったです。

アメリカ人の著者がアルゼンチンに引越したことを機会に、それまで自分の持っていた育児観との違いに衝撃を受けて、各国の育児について調べて書いた、というものでした。

 

どれも驚く内容が多かったです。

一例を挙げると、3歳の子どもが夜が明けるまで遊ぶとか、赤ちゃんが泣いたら父親でも乳首を咥えさせてあやすとか。

著者はアメリカ人なのでよく比較で書いていたのですが、アメリカでは赤ちゃんのうちから自立を求める為に、1人寝を推奨しており、ベビーベッドで泣いていても放置することが多いというのも私的には衝撃でした。

 

でもどの育児にも共通しているのが、子どもに愛情を持って接しているということと、子どもが大きくなった時に困らないようにしてあげたいという気持ちでした。

 

保育士をしていて色々な子どもと家庭を見て、つい「こうしたら良いんですよ」なんて上から目線で話してしまうことがあるのですが、そういった驕った気持ちにならないように自戒していきたいです。

 

どんな育児だってそこに愛があれば、問題ないですね。

 

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みんなちがって、みんないい