男性保育士の育児日記

男性保育士による職場での出来事や、育児に関する事を書いた日記です。1年近く育児休暇を取った時の記録もあります。イラストは妻が描いています。

絵本と紙芝居の違いについて

先日妻が乳腺炎になり、その時かかった母乳外来のお医者さんから、「夜中に泣いて起きるのはお腹が空いている可能性がある。もっと与えて。」と言われ、でも同時に「ミルク200は多すぎる、減らして。」という相反するアドバイスをいただき、ここ数日は試しに母乳頻度と離乳食量を増やし、ミルク量を減らしてみたのですが…。

 

結果、ここ数日は夜泣いて起きる回数が激増してしまい、まるで新生児期にあった細切れ睡眠のような感じで数時間毎に起きる羽目になった為、妻も私も寝不足になりました。

 

今日は以前と同じミルク量に戻しました。さ、どうでるか…。

 

小児医師も助産師も保育士も幼稚園教諭も児童心理カウンセラーも何でも、子どもの専門家は沢山いますが、

「決まった正解は無い」と言われている育児においては、両親が一番の専門家にならなくてはいけませんね。

もちろん、子どもの専門家ではなく、「我が子の」専門家という意味で。

 

 

今朝は朝3時にミルクを与えた段階で私の目が冴えてしまったので、そのまま幼稚園教諭資格の勉強をそしました。

 

大まかに一日3時間分行うと、春季試験に全科目分間に合う計算なのですが、今日は朝の7時前にそにノルマをこなす事が出来ました!やったぜ。

 

それで、せっかくの良い天気だったので、最近の運動不足解消も兼ねて、少し遠い公園へお散歩にいきました。

 

全行程抱っことおんぶで進み、16000歩以上歩けました!

すごく晴れていましたが少し空気は冷たく、抱っこお散歩日和でした〜。

 

こんな風に一日の目標(勉強や運動や家事育児)をしっかりこなせると気持ちがいいです。

しかしその為には3時起きが必要ってこと…?継続はできないな。

 

 

幼稚園教諭の勉強では、保育士と重なる部分がとても多く、ポジティブに捉えれば良い復習の機会なのですが、正直なところ「いや、コレは知ってるから飛ばしたいな…。」って事が多いです。

 

でも大学側もしっかり受けさせないと資格認定出来ないのでしょうね。

動画は戻すことは出来ても、飛ばすことは出来ない仕様になっています。

 

そんなわけで、場合によってはウトウトしながら受講している物も多いのですが、今日の講義が少し面白かったです。少しご紹介を。

 

家庭での育児において、絵本って良く使うと思います。

お子さんのいる家庭ならどこでも一冊はあるでしょうね。

 

でも紙芝居がお家にあるご家庭ってあるでしょうか?

保育園にはたくさんある紙芝居。絵本も紙芝居も両方とも物語を楽しむという点では同じですが、この2つを分ける明確な理由ってご存知でしょうか?

 

 

絵本と紙芝居の一番大きな違い、それは読み聞かせる対象として、

対多数を想定しているのが紙芝居

一対一を想定しているのが絵本

ということだそうです。

 

 

この理由、私は知りませんでした。でも確かに言われてみたら納得。

 

保育園において、読み聞かせをする場面というのは、とても頻度の多いことです。

 

でも、それだけ頻度の多い場面だからこそついやりがちな失敗として、

「近くにあった物を適当に選んで読む」ということがあります。

 

私自身も経験があります。

それで気付きます。

 

「あ〜この絵本、全然今の状況向きじゃないな〜。」ということに。

 

子どもが「コレ読んで〜」と持ってきたからと言って読んでみると、

間違い探しのような内容で、聞いている子どもが好き勝手に「あそこにあるよ!」「まだ見つけてないからめくらないで!」なんて事になり、落ち着かせたかったのに逆にザワザワした状況になるなんてことや、

めくると飛び出す!的なギミックが多くあって、めくるのが時間がかかり、聞いている子どもの集中力が保たないことなど。

 

でも思い返してみると、そういった失敗が多いのは紙芝居ではなく絵本だったなということに気付きました。

 

紙芝居は元々大人数に向けて話すことを想定して作られているからこそ、絵がシンプルで遠くからも見やすいとか、読み手の声色などの演出効果が付けやすく、惹きつけやすいなんていう特長があるとのことです。

 

逆に絵本は、一対一を前提としているからこそ、絵を重視して、じっくり見る事で文字ではなく絵から読み解かせるといった性質を持つことが出来たり

同じ部分を繰り返し読んでも、新たな発見が出来るような細かい描写が可能だったりするそうです。

 

私は読み聞かせの時に使うのは絵本より紙芝居の方が好きでした。

でも、園の蔵書で言えば絵本の方が多いので、休日に図書館へ行き紙芝居を借りて、園で使っていました。

 

何気なく行っていた行動でしたが、今回の講義を通じて、元々、保育園のような大人数向けには紙芝居の方が適しているということがわかりました。

 

 

いやぁ勉強になったなぁ。

 

私が紙芝居をよく選ぶのは、単純に自分が紙芝居好きだからだと思っていたので、娘ちゃんにもいずれは家で紙芝居を読み聞かせようと思っていました。

 

でも家庭だったら、じっくりと読むのに適している絵本の方が良さそうですね。

 

たまにのスパイスとして、紙芝居はしようかな。

 

じっくり読めるって幸せ