男性保育士の育児日記

男性保育士による職場での出来事や、育児に関する事を書いた日記です。1年近く育児休暇を取った時の記録もあります。イラストは妻が描いています。

言葉の理解

試験が終わって迎えた1日目!

ちょうど梅雨の晴れ間も重なって、気分も天気も晴れ晴れでした。

今日も早起きだった娘ちゃんと共に、朝7時からお散歩開始。

1時間半ほど、ベビーカーに乗せて近所の公園をお散歩しました。

朝は道ゆく人々の種類が刻々と変わっていきます。

朝運動している人や犬の散歩をしている人から、

子どもを幼稚園保育所に送る親御さん、

そして通勤通学の人波になり、

最後に休日であろう人たちの朝運動や散歩の姿に。

 

娘と2人で朝散歩をしていると結構人の視線を感じます。特にお年寄りからのですね。

 

上の世代から見たら、朝から夫が子ども連れで散歩しているのは、東京でも珍しいものなのかもしれませんね。

 

今日は妻の恩師の元へ、娘ちゃんが産まれた事のご報告&挨拶に行きました。

 

妻が不妊治療で悩んでいる時から色々相談に乗ってくれていた人なので、私も一緒にお礼を兼ねてご挨拶に。

 

2時間ほどお邪魔して、妻は沢山話したかった事を話せたようでスッキリしていたようでした。

私にとって育休中にやっておきたいリストがあったように、妻にも出産したらやりたいことリストがあるようです。その一つがこなせたのでしょうね。

 

娘ちゃんは基本的にはご機嫌で愛想を振りまき、沢山注目されて嬉しそうでしたが、ベビーベッドに寝かして親が離れたり、親以外の人が抱っこして、親が少し離れると泣き出してしまう姿が見られました。

これはやはり人見知りの始まりですね〜。安全基地である親のそばにいればご機嫌だけれども、親が離れてしまうと不安になってしまうという。

親とそれ以外の人との区別がつき始めているのでしょうね。

 

また一つ発見があったのが、

娘ちゃん、よく手をパチパチ叩く、拍手のような動きをしていることがあるのですが、今日もパチパチしている時に、人から「パチパチすごいね〜上手ね〜。」と褒められると、笑顔になってさらにパチパチしていました。

 

ん?と思い、試しに

「パチパチすごいね〜」という言葉を色々な状況で声かけてみました。

・外出先で

・家で

・こちらも拍手しながら声かけする

・こちらは拍手しないで声かけのみする

・娘ちゃんがパチパチしている時に声かけをする

・娘ちゃんがパチパチしていない時に声かけをする

 

すると、大抵の場合、パチパチをしてくれました。

 

これは…パチパチって単語の意味を理解している!

言葉を理解して行動出来ている!

 

赤ちゃんは発声機能が未発達なので、母語発声についてのおおまかな習得となるのは3歳頃が目安です。話し言葉の習得ってやつですね。

 

でも、発声は出来ずとも、理解という面ではもっと早期からできるようになっています。聞き言葉ってやつです。

特に脳のシナプス数が最も増える生後8ヶ月頃は、どんな国の言語でも理解していけるという状態だそうです。

 

また、言語の機能として「行動調整機能」というものがあります。

言葉の意味に従って行動するという事です。

例としては、「危ない!」と聞いて動きを止める、ってこととかです。

おおよそ4歳くらいに習得していく能力です。

 

意味の理解を元に行動へ繋げられることを言うのですが、大げさに言えば、今日の「パチパチ」を聞いて「手をたたく」もこれに繋がります。

 

いつの間にやら、その一片を身につけていただなんて…。

と、1人心の中で感動していました。

 

親バカが加速していきそうです。

でも、今日、妻の恩師が言っていた言葉

「産まれた頃は何も求めていなくて、産まれてきてくれただけでありがとうって気持ちを持てるのだけど、成長するに従って沢山期待をかけてしまって、求めてしまうから、なかなか褒めてあげられなかったり、注意ばっかり増えちゃったりするんだよね。」とのこと。

 

その通りなんでしょうね…。

 

以前お世話になっていた園長先生も、毎回、保護者会と卒園式では

「オギャーと産まれた頃に抱いた気持ち、ずっと忘れないでいてあげてください。」と話していました。

 

このブログが、数年後や数十年後、自分で見返して、今の気持ちを思い出せるようになる一助になれば良いな〜と思いました。

 

双方向のコミュニケーションっていいよね…!